英国の著名な海事アーティストであるDavid C Bell(デイヴィッド・C・ベル)が、歴史上最も有名な帆船達を描きファンの間で高評価を得た水彩画を、ミニチュア・プリントリーズとしてまとめたコレクションの一つです。
本品はそれらの帆船の内、ジェームズ・クック英国海軍海尉(通称クック船長)が、1768年〜1771年の第1回南太平洋航海で指揮を執ったEndeavour(エンデバー号)を描いたものです(注)。
ミニチュアプリントはオリジナルの水彩画をデジタル処理し、縮小して印刷したものです。
プリントはフレームマットに装着されており、手書きのサインと簡単な説明が添えられています。
マットサイズ:26×21cm、厚さ:約5mm。
(注)本作品の正式なタイトルは“Whitby's Heritage (Endeavour) −ウィットビーの遺産(エンデバー)”です。Whitbyは英国北ヨークシャー州の造船が盛んな港で、クック船長の生誕地に近いことからEndeavour号の実物大レプリカが常設展示されています。またより本格的で実際に航海可能なレプリカがオーストラリアにより建造され、同国の国立海洋博物館に展示されています。
David C Bell:
1950年、英国のリンカーンシャーで生まれ、航海学校を卒業後、商船の航海士として9年間にわたり世界各地を航海しています。その後、得意であった絵画の才能を伸ばすべく美術学校に入学、卒業後は海洋画家として数多くの水彩画を世に出し、世界中にファンをもつに至りました。現在では船のみならず航空機や鉄道の分野にもその才能を発揮しています。
Enveavour :
元は築40年の商用の石炭運搬船アール・オブ・ペンブローク号。大きな積載スペースを有し、丈夫でしかも平底で吃水が浅く陸地に容易に接岸でき、また砂浜に乗り上げての修理も可能だったことから長期の探検航海に最適な船でした。1768年に英国海軍がこれを購入、第1回南太平洋航海用に改修、船名もHM
Bark Endeavourと改名されました。3本マストのバーク型帆船・368トン。
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