ヘンリー8世の旗艦 メアリー・ローズ 

メアリー・ローズ号は、英国王ヘンリー8世により建造された戦列艦で、彼の旗艦となった帆船です。1510年建造、全長32m、総トン数600トンの当時としては大型で、大砲を78門備えていました(後に91門に増設)。1545年に英国プリマス沖で沈没しましたが、1982年に引き揚げられ復元作業が行われました。



ヘンリー8世(1451-1547)は、英国イングランドを、ローマンカトリック教会の国からイングランド国教会へ転向させた、いわゆる宗教改革を実施した王として知られています。
また王立海軍の創始者であり、大砲を備えた軍艦の発案者としても知られており、メアリー・ローズ号は自分自身の為に建造した船と言われています。


ヘンリー8世 日本で言えば室町時代

メアリー・ローズ号は何故沈没? 一説では、片側の大砲を一斉に発砲した直後に急旋回し、その瞬間に折悪しく強烈な突風が吹き、その影響で横転沈没したということです。



メアリー・ローズ号は引き揚げ後、船体の仕組みが良く分かる形に修復され、他の遺物と共にメアリー・ローズ博物館で一般に公開されています。




 関連商品: MB31旗艦メアリー・ローズ号のボースンコール(呼笛)